ゆるんでいく日々

心理カウンセラー原口実紅のブログ

心理カウンセラーのすゝめ・5

神奈川・湘南の心理カウンセリング、心理療法FAPでのトラウマ治療

こんにちは!大嶋信頼先生開発「心に聞く」&「FAP療法トラウマ治療」専門の心理カウンセラー原口実紅です。

とはいえ最初に知りたかったこ

心理カウンセラーにとって、早い段階でクライアントとの信頼関係を構築することは大切です。信頼関係がない相手といるのは楽しくないし疲れるからです。

つい先日も、美容院でこんな話を聞きました。「美容院にくるお客さんが『この美容院は、もうやめよう』と思う瞬間の3割は、最初のカウンセリングの時」というデータがあるそうです。

ここで、信頼関係を作る上で重要な、チューニング(「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法で紹介されている「肩の動きを合わせる」手法です。やり方はあとでここでも説明します)という技法を紹介します。

この技法を使うと、数々のいいことがあります。

  • クライアントが本当に求めるものがわかる
    痒いところに手が届く治療を提供するためには、クライアントの痒いところを知る必要があります。そのため最初のヒアリングの時からこの技法を使い、相手の求めるポイントで能力を発揮することが満足度アップにつながります。

  • クライアントに反感を持たれずに提案ができる
    クライアントに協力してもらう場面などでは、治療者が必要以上に指示的でクライアントに反感を持たれることがあります。そこでこの技法を使いながら丁寧に提案するとスムーズに受け入れてもらえます。

  • ビジネスを超えた対等な人間関係を構築できる
    提供者と客、治療者と患者という関係性ではない信頼関係が構築できます。この結果、自分に合うクライアントだけが残り、合わないクライアントは自然と去っていきトラブルになりません。

この技法は、私が最優先で!と言っている「結果を出す」「仕事を楽しむ」「実力と自信をつける」ということを実現する上で超強力な武器になりますので、非常にオススメです。

 

やり方

相手の呼吸や、肩の動き、話のダイナミズムに合わせて、前後に揺れます。相手が電話であっても同様に揺れます。

ただ、揺れるだけですが、自分が揺れている時と止まっている時で、相手から伝わってくるものの変化を感じてください。そして、揺れている時に相手から伝わってくるものを、相手の理解に使ってください。慣れてくれば、どのように振る舞うか、何を言葉にしたら良いかなど、自然と体が動くようになってくるようになるかもしれません。

揺れている時と止まっている時で、会話の変化を感じてみてください。すぐにはわからないときは、ただじっと揺れ続けてみてください。余裕はなければ揺れている間は「そう」「なるほど」など簡単な受容を行うだけで構いません。相手が沈黙すれば沈黙の呼吸に合わせて揺れます。

本当に「それだけ」ですが、絶大な効果がるので、悪用厳禁です。これができる治療者の元には、クライアントが絶えなくなります。

 

チューニングの真髄

これは大げさなことではなく、何をやっているのかというと、「相手のペースに合わせる」ということです。

それだけ?と思われるかもしれませんが、本当の意味で、自分以外の他人のペースに合わせたことはありますか?その人の呼吸、体の動き、話す言葉のダイナミズムに、無心に合わせ続けたことはありますか?

これが、どのような時にもあなたの治療を楽しくしてくれる魔法の力がある技法です。

相手のペースに合わせるための「ペーシング」「感覚同調」「呼吸合わせ」などの名前で呼ばれている一連の技法。私はこの中でも特に簡単で誰にでもできる相手に合わせ「揺れる」という方法をお勧めしたいと思います。めちゃくちゃ簡単だし効くからです。

 

 

なぜチューニングの効果が絶大なのか?

チューニングを使うことで、対等な立場になり相手を尊重することが、初級者であっても容易にできるのです。

意識的なままだと、慣習上どうしても治療者が上から目線になってしまいます。医者と患者、先生と生徒などの上下の関係は、私たちの意識に根深く刷り込まれているからです。

そして、意外にも初級者や実力のない者ほど、そうなりがちです。なぜなら上から目線は実は「防衛」だからです。

防衛的な態度とは上から目線以外にも色々ありますが「逃げ腰」などもわかりやすいですね。とにかく、心理カウンセリングでは極力避けたいものです。

クライアントの立場になった時に、医者やセラピストなどの治療者から、上から目線や逃げ腰で、嫌な思いをしたこともある方がいるかもしれません。おそらくとても憤慨したか残念な思いをしたのではないでしょうか。

防衛に走る治療者を、クライアントは求めていません。

逆に、チューニングをして相手を尊重する態度、逃げない態度こそが、クライアントが心理カウンセラーに求めるものなのです。

初級者であってもそのクオリティの提供を可能にしてくれる画期的な方法がチューニングなのです。これはやらない手はありません。

 

全ての利益はクライアントに還元される

さて長々とお節介なことを言い続けましたが、私は、とにかく多種多様な「効く」治療法をもっともっといろんな人が実践していくべきだと思うのです。なので、今回は無責任にも私なりの考えを述べさせていただきました。(それぞれの項目について書こうと思えば言いたいことがもっともっとあるのですが、字数がどんどん長くなってしまいますので、細かいことはまた改めて気が向いたら書いていきます。)

熟練の治療者になるには長い道のりがあります。数多くのクライアントを経験し何十年という実績ができるまで、様々な障害もあるかもしれません。しかし、誰でも現場に出る最初の一歩はあるのです。そして、その後も継続していくには、とにかく優先順位を間違えないことです。

最初の一歩を踏み出そうとする意欲は、何よりも大切なものですので、どうせ踏み出すなら、その意欲の価値がより高まるような方法で踏み出しましょう。

今よりも、もっと多くの信頼できる治療者が社会に排出されれば、多くの人が良い治療を受けることができるようになるでしょう。

その結果、「いろいろ試したけどダメだった」とクライアントが絶望することも減り、様々な治療や治療者への社会的信頼も増し、社会的な市場が成熟していきます。

前述したように、「結果のでる良い治療」のニーズは高いのです。
適性のある治療者が必要とされる現場は、今もたくさんあります。

 

ぜひ心理カウンセラーという仕事を楽しんでください。
最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

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