ゆるんでいく日々

心理カウンセラー原口実紅のブログ

心理カウンセラーのすゝめ・4

神奈川・湘南の心理カウンセリング、心理療法FAPでのトラウマ治療

こんにちは!大嶋信頼先生開発「心に聞く」&「FAP療法トラウマ治療」専門の心理カウンセラー原口実紅です。

(4)相談先を確保してさらに自信を後押しする

優先順位の1番は「仕事が楽しくなること」だと言いましたが、一人でケースを抱えてしまうと苦しくなる場面が必ずあります。その時には、仕事が楽しくなくなってしまうのです。これは一番避けたいことです。

そのために必要となるのが、相談先の確保です。臨床心理では「教育分析・スーパーバイズ」と呼ばれているシステムですが、難しいことではなく、とにかく「きちんと自分自身を癒していくこと」「仕事が苦しくなった時にそれを相談できる場所を持っておくこと」が実力と自信に必須の要素なのです。

加えて、コンスタントに予約が入るようになるとなおさら重要になるのが自己管理です。代理がない仕事なので、治療者は簡単には休めなくなります。体力と精神力の持続のためには、きちんと休みを確保することに加えて、相談先の確保が重要なのです。

誰にも相談せずに治療者を行なっている人は、すでに熟練のキャリアがあり指導者の立場でない限りは、信頼できません。

ここで相談先を選ぶ時に重要なことがあります。

  1. 職業倫理(守秘義務など)を共有できる相手
  2. 健全・クリーンな横の関係を構築する相手

一般的に、自分よりも経験豊富であればその方がいいのは言わずもがなですが、それ以上に重要なことは2です。1は言わずもがなですが、2の重要性は強調してもしたりません。

「この人は私を否定してない」「この人は治療者としての自分を最大限尊重してくれる」「この人は私にとって最善の道をいつも念頭に置いてくれている」と感じる相談相手を探す必要があります。

表向きはあくまでも先生と生徒、先輩と後輩などという上下関係で構わないのですが、前提に横の関係の構築(この人は自分を支配しないという信頼関係)ができている相手じゃないと、かえって自信をなくしたりしてしまいます。(絶対避けたい!)

例えどこかの組織で治療をする場合でも、上司や先輩にそのような人が見つからなければ、外部に相談先を探した方がいいでしょう。

「②の要素をそこまで持っていないけど専門知識豊富な大ベテランA先生」と「②の要素は満たしているけれど自分と同程度のキャリアの同僚Bさん」だとすれば相談相手に選ぶのは断然Bがおすすめだということです。そのくらい②の要素は重要です。

おすすめできないのはこんな人を相談先にすることです。例えば、こちらの言い分を聞かずに頭ごなしに指導してくる人、なぜか経験の浅い自分に張り合ってくる人、治療の成功を一緒に喜んでくれない人、知識や技術などを出し惜しみする人など。

逆に、立場を超えて対等な治療者として扱ってくれる人、自分の仕事を信頼して勇気づけてくれる人、惜しみなく経験に基づいた情報を提供してくれる人、このような人を相談相手に見つけられたら、何も心配ありません。そうなれば、安心して治療に打ち込めますし、その結果、自信も実力もついていく一方です。

時間のかかる技術・知識、つまり継続年数による専門性は、すぐにコピーできるものではありません。ならば最初に重要なのは「いかに『楽しく続けられる』か」の自信なのです。そのための相談先を探してください。

 

(5)宣伝広告はあとからできる

「私のやっていることは無駄じゃない。意義があり、重要な仕事なんだ」このような確信を持つ治療者には、不思議とクライアントが訪れます。宣伝や広告をせずとも、数人の被験者から口コミや紹介が広がるでしょうし、それがすぐになさそうでも、周囲の人に声がけし、猿真似を続けるだけで構いません。あなたの自信は不思議と伝わるものです。なぜなら、クライアントが本当に求めているのは有名さでも肩書きでもなく「結果」であり、結果を出せる治療者の治療は、常に潜在的に高いニーズがあるのです。

また、優先順位が1番なのはとにかく「仕事が楽しいこと」だと申し上げました。提供者として楽しいことに越したことはないですが、一番は、これが最も「集客」になります。

あなたがパンを買うとして、楽しそうにパンを焼いているパン屋と苦しそうにパンを焼いているパン屋、どちらのパンを食べたいですか?これは治療の現場でも同じです。あなたがクライアントの立場だったとして、深刻に悩んでいる時に、同じように深刻に悩んでくれる人はこれ以上必要ないと思います。そうではなく、その深刻な悩みを共感した上で、楽しんで解決に取り組んでくれる人がいたら、心強いですよね。

なので現場で「楽しく仕事すること」「それによって実力と自信を持つこと」を最優先にすれば、すぐに結果は出ずとも(多分すぐに出ますが)自ずと道は拓けていきます。慌てず騒がず、一人一人、目の前の人に真剣に猿真似を続けることが大切です。そして、定期的に、相談をしましょう。それを通して自信が手に入るには、少なくとも数人はやらないといけないかもしれません。

宣伝や広告は、自信があればいくらでもできるものです。楽しんで仕事をしている姿をただ見せればいいだけなのです。見せる相手はインターネットなど広い媒体でもいいし、目の前のクライアントだけにでも構わないと思います。

また、この方法でいくらやっても自信が手に入らなければ、実は別の道に自分の適性があるのかもしれませんので、いろいろな可能性を考えてみましょう。それでも志望する気持ちが強ければ、他の仕事などを続けながら自信がつくまで勉強と臨床を続けてみてください。必ず結果が出るでしょう。

 

臨床研究の始まり

さて、自分の仕事に自信が持てるようになってきたら、すぐにこんなことを思うかもしれません。「とは言っても、猿真似をしている先生の経験や人格は、私とは違う。違う人間だからだ。じゃあ、私にできる治療って、なんだろう?」

この時から、あなた独自の治療の研究が始まります。クライアントさんたちとともに、探求する日々です。こうなってくると専門分野に分かれていきますので詳しくは述べません。しかし、どのように研究しても自由で、楽しい日々になるでしょう。一見関係ないような、あなたの行動や、これまでの経験すべてが、一つの無駄もなく、治療へと繋がります。とにかく、この時点で生活のめどが立ってくると思いますので、思う存分、治療をお楽しみください。

 

次回からは、重要な「チューニング」について。(5に続く)

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