ゆるんでいく日々

心理カウンセラー原口実紅のブログ

心理カウンセラーのすゝめ・1

神奈川・湘南の心理カウンセリング、心理療法FAPでのトラウマ治療

こんにちは!大嶋信頼先生開発「心に聞く」&「FAP療法トラウマ治療」専門の心理カウンセラー原口実紅です。

心理カウンセラーのすゝめ
~楽しい臨床人生への軌道の乗せ方~

序文

最近の私は、「実力のある心理カウンセラーがもっと世の中に増えたらいいなぁ」ということをしきりに思います。もっと人が「なぜ治るのか」「どうすれば治るのか」ということを追求する心理職が増えたらいいなぁと。

心理カウンセラーという仕事は、奥が深いです。

一般に発想するような心理的援助(わかりやすくいえば、辛い時の励ましなど)をただ行うだけの仕事ではなく、ただの対話を行なっているように見せかけて、究極は「言葉」と「存在」で人を癒そうとする試みであり、その相互作用による癒しを極めることこそが、心理職の醍醐味です。

ここを追求するような、治せる可能性のある心理カウンセラーがもっと増えたら、私個人クライアントの立場としても心強く思います。そして社会的にも「心理カウンセリングに期待を寄せるクライアント」の期待に応えていけるのではないかと思います。

 

対話のプロである、心理カウンセラーになるポテンシャルを持っている人は、数多くいると思います。しかし課題もあると最近感じています。

まず、心理カウンセラーとして実力をつけるやり方は確立されておらず、モデルもない。そのうえ、本質的ではないことが重要視された情報ばかりが氾濫しており、これではむしろ心理カウンセラーとしての仕事を継続できないリスクが高まるばかりなのではないか、などと勝手に思うのです。(詳しくは後述)

 

そこで「心理カウンセラーのすゝめ」と題して、今、私にお伝えできることを書き綴りました。ここでは、私が未経験から開業し、手探りでなんとか取り組む中でわかってきた、楽しい臨床を実践する方法についてお伝えできればという気持ちです。

私の場合は今考えると、さしたる実務経験やキャリアもなくよく何も分からないまま無謀にも開業したなと思います。しかし、開業後3ヶ月で、月100件の臨床数を超えるようになりました。そして、そうなれたのは運の要素が大きいにしても、いくつかポイントらしきものがわかってきました。要所要所で重要なことを押さえておけば、適性があれば誰でも臨床研究を進めることができると感じるのです。

とにかく敷居が高く胡散臭そうな心理カウンセリング・ワールドですが、優先順位さえ間違えなければ、ある程度、結果を出しながら楽しく軌道に乗せていくことが可能ではないかと思います。

 

人が”治る”ことを追求する多種多様な研究は、今後の人類のQOL向上に不可欠です。臨床研究に対する熱い気持ちを持ち、かつ、本当に結果を出せる治療者が一人でも多く増えることを望んでいます。

どんな研究にも言えることですが、研究とは研究者の個性がとても大事です。多くの研究者がそれぞれの多様な個性が発揮していけば、それはそのまま豊かな研究結果となり、人間全体に利益が還元されていくと感じます。どんな人でも心の調子は崩しうるわけで、その中でも、心理カウンセラーは非常に価値のある仕事だと感じます。

 

心理カウンセラーに限らず治療者志望の方や、セラピー等で開業志望の方などにも参考になるかもしれません。何かの役に立てていただけたらとても嬉しいです。

そんなわけで、私の独断と偏見による、楽しい臨床人生への軌道の乗せ方を書いていきます。

 

カウンセラーになる大前提

まずは心理カウンセラー志望の前提になるのが「自分が受けて感動したカウンセリングがある」ことです。

これは、特に社会人になった後に心理カウンセラーを目指そうとする人には、必須のものです。この経験なしに「心理カウンセラーになりたい!」と思うことはまず無いとは思いますが、もしそうであった場合、心理カウンセラーという職業に何を求めているのか?を今一度自問して、動機を点検するべきでしょう。

大学・大学院から心理学を専攻して臨床心理(スクールカウンセラーなど)の仕事についている方などは、教育分析以外でクライアントの経験がない方もいるかもしれません。

個人的には、その場合も、心理カウンセラーとして楽しい臨床人生を送りたい!と思っている場合は、どこかのタイミングで「こんな面談を提供してみたい!」と思えるカウンセリング像を持っておくことが重要だと思います。

 

心理カウンセラーの適性

さて序文にて「適性があれば誰でも臨床研究を進めることができる」と書いてしまったので、適性について述べていきます。

 

1)真面目で適当

まずは、真面目な人が向いています。ある程度は真面目じゃないと、ケースを追いかけたり自己研鑽したりができず、仕事が楽しくないからです。また人は習慣的に、不真面目な人より真面目な人の方を信頼しますので、クライアントとの信頼関係においても重要な要素です。

ただ、真面目すぎる人は、相談数が増えてくると身が持たなくなりますし、ケースも窮屈になっていきます。真面目すぎと言われたことのある人は、なんとかして適当さを身につけていきましょう。他人の責任は取れない、ということを学ぶ必要があります。

適当なほうがケースが好転する場合もありますので、真面目と適当を、うまく使い分けられる人が向いています。

 

2)深刻にならない

一般的にカウンセリングは深刻な問題を扱う場所のように思われていますが、実際のところカウンセラーも一緒に深刻になっていたらカウンセラー自身が1日で衰弱します。

深刻にならない技術、というものはある程度は習得できる部分もあります。しかし、最終的には素質がものをいう部分です。実は「楽天的」というのは少し違い(楽天的な人は楽観的観測によりおっちょこちょいなところがあります)この場合は、「肝が座っている」とか「度胸がある」とか「落ち着いている」とか言われたことのある人が、特に向いていると感じます。

一見大変な問題を相談されても深刻にならず、どっしり構えられる気質があればいいでしょう。

 

3)常識を棚上げできる社会適合者

ある程度は社会適合できる自覚があり、なおかつ常識を捨てる準備がある、両面を持ち合わせているような人が向いているでしょう。

クライアントを観察したい時に、3つの要素があります。

①社会性(その人の地位や肩書き、人間関係など)

②生物性(その人の身体構造、遺伝性、疾患など)

③心理性(その人の特性、感受性、信仰、メタファー、心の傷など)

①、②は自分の中の常識や客観性と照らし合わせながら観察していきます。

③は世間の常識をあえて通用させないほうが良い主観的要素ですので、常識を棚上げし共感することが大切です。

両面が必要なのは、これらを同時に見ることでクライアントを全人的に(包括的に)理解していくからです。

 

自分の癒しを大切にしよう

一般的に心理カウンセラーというと、相手の内面である③の要素に特化した印象が強いでしょう。しかし、クライアントはあくまで社会を生き、肉体を生きていますので、①と②を無視すると、バランスが崩れてしまいます。

例えば、治療者自身が社会に適合できていないと、③のみに特化してしまう恐れがあります。社会適合とは、この場合、自分と他者を信頼している状態のことを指します。

人間は1人では生きられない動物です。そのため人と関わりながら行きていくことが必要ですが、もし、そのことについて苦痛を感じる場合は、まずは自分をある程度まで治すことに集中しましょう。

クライアントにとっての自立とは、周囲との健全な相互依存の状態ですが、ここを無視して心理性ばかりを強調するとカウンセリングへの不適切な依存を生じる危険もあります。

なお①、②における自分の常識についてもどんどんアップデートやリフレーミングが必要ですので、そこは日々研鑽しましょう。

終わりのない「自分の癒し」の追求こそが最大の資質であると言えそうです。

 

適性よりも重要なこと?

話は変わりますが最近とても感じることはチューニングの重要性で、実は適性よりも重要なのは、チューニングという技法が使えるかどうかなのでは?と思うくらいです(後述します)

これを使えれば、偉そうに意見をしたり意識的なアプローチで人を不快にしたりするカウンセラーになることはありません。

この「チューニング」を自分のものにできるか、ということが才能の明暗を分けると思うようになりました。

詳しいやり方などは後述します。

(2に続く)

 

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