ゆるんでいく日々

心理カウンセラー原口実紅のブログ

一体感がある水槽

神奈川・湘南の心理カウンセリング、心理療法FAPでのトラウマ治療

こんにちは!大嶋信頼先生開発「心に聞く」&「FAP療法トラウマ治療」専門の心理カウンセラー原口実紅です。

 

クライアントさんの話には美しさがあります。

クライアントさんの話って実はスクリプトなんです。(だから、聞いてると眠~くなるって違うか!)

だから「何を言っているのか?」を必死に聞こうとして、その話の道のりに沿って、ただ追いかけていくと、クライアントさんの語る言葉の奥にあるものが見えてくるんです。言葉の奥にあるものって、明言されていないもの=暗示されているってこと。(暗示=暗に示される)

そして、その暗示は、明言されている言葉の何倍もの奥行きを持っていて、そこに広がる感覚には、必ずその方の美しさが潜んでいるんです。

暗示は言葉だけではなく、それ以上に、その方の話し方や声など、非言語でもたくさん暗示されていきます。

そして、その方の暗示と、語る言葉が混ざり合って、総合芸術のような奥行きを持った、その方の本来の姿を感じた時に、私はその感覚をどうしても言葉にして、意識のその人にもお伝えしたい、と思います。

だから、一緒に心に聞いて、心の選んだ言葉で、その輪郭を、共有していくんです。

その作業を通して、私は「一体感」を感じます。

 

実は「一体感」という言葉が、とても苦手でした。

一体感なんて、体育会系でよく言われる「団結!」とか「チームワーク!」とかのことなんだろうと思っていたんです。それが、ホントに苦手で、嫌悪していました。誰かと一体になっちゃって、自分がなくなるなんて、嫌だなぁ、という感じです。他人に合わせたら、個性を潰される、自分じゃいられない、と思っていました。

 

でも、本当の一体感って、実は、干渉し合わないことなんです。

そこは、支配する・されるということもなく、侵略する・されるということもなく、変える・変えられるということもない世界です。お互いが全く干渉し合わないでいることで、人は心を開きます。そして、そこで体験するのが、相手と自分の、本当の交流です。それが本当の、一体感なんです。

 

この話をしている時に、ミクロコズム、という言葉を思い出しました。

箱根の生命の星・地球博物館にある、小さな水槽のことです。

ただ、小さなエビや、魚や、水草や、タニシのようなものがいる、一見何の変哲も無い、小さな水槽ですが、この水槽は、誰かが掃除する必要も、水を変える必要もなく、ただ「放置」しておくだけで、ほぼ永久に、水槽内の生態系が維持できるそうです。そこには数種類の違う生物が、ただ生息しているだけなんです。

こんな説明が添えられています。

『水そうの中に、水草を植え、小さい魚やエビなどをバランスよく入れて飼うと、餌や酸素をあたえたり、掃除をしなくても長く飼うことができます。水そうの中は汚れることもなく、いつまでもきれいで、自然の一部のようです。どうして、このようなバランスを保つことができるのでしょうか。枯れた草や動物のふんなどはどうなるのでしょう。考えてみてください。』

ミクロコズムの中で、あの生き物たちは、一体感を感じているんだろうか。この水槽の、驚異を、美しさを、知っているんだろうか。自分が、その環境の維持に、重要な役割を果たしていることを、知っているんだろうか。私には、そこに「一体感」と呼べそうな何かが、確かにあるような気がしました。

 

相手を、そして自分を、そのまま受け入れられたらどれだけ楽になるでしょう。その「楽」という言葉が、おそらく「一体感」のことだと私は思うんです。

そして、それを感じるためには、何かを変える必要も、何かを工夫したり努力したりする必要も、ないんだということを、あのミクロコズムの水槽はいつでも私に教えてくれます。

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