ゆるんでいく日々

心理カウンセラー原口実紅のブログ

第5講 支配のメカニズム その1(リベレスタの「心に聞く」ゼミ)

神奈川・湘南の心理カウンセリング、心理療法FAPでのトラウマ治療

こんにちは!大嶋信頼先生開発「心に聞く」&「FAP療法トラウマ治療」専門の心理カウンセラー原口実紅です。

前回からの続きです!(目次はこちら

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第3章 支配のメカニズム

心に聞く習慣がなかった私たちにとって、常に頭の中はこんな感じでした。

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上のイラストのように、自分にとっての真実を知っている「心」の声が聞きたくても、その上に厳しいツッコミが覆いかぶさっており、そちらが「自分の思考だ」と考えて色々なことを決めてきてしまっていたのです。

中には、心の声によって決めたこともあるはずですが、どれが心の声でどれが脳のネットワークの声なのか、区別がつかない状態で生きているのが普通の状態です。

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このような脳のネットワークで複雑に支配者と繋がっている状態から、指向性を心に戻すということが「心に聞く」の目的です。

 

1、罪と罰と救済

支配者は心の繋がりを脳のネットワークを使って遮断します。
それが「邪魔」として、心に聞くことを妨害しています。

このように支配される

本来の私(虚無)は、心(求めている真実)とスムーズに繋がっている状態です。

 

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支配者は、そこに罪を作り出し、私と心との繋がりを遮断します。

また、罪を確定させるために罰を与えます。(のちに具体的に説明します。)

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罪と罰を与えられた私は「罪悪感」や「怒り」などの不快を感じます。

 

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そして、不快感を払拭したい!と感じ、そのためにはこの罪を神に許してもらう必要がある!と考えて、支配者に執着をしてしまいます。

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それに対し支配者は、「そんな罪深いあなたでも救う」と救済して神の愛を演じ、自分はそのおかげで一時的に不快感が取れることで、不快があるときに支配者に自動的に繋げるようになります。

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これで支配者はいつでも「神」を演じることができるようになり真実を生きることができるようになります。

代わりに私は罪を赦されるための行為や、支配者への執着など、やりたくないことをさせられて、真実との繋がりが遮断されるようになってしまうのです。

 

具体的に説明します!

Aさんは、お友達のBさんとお茶をしに行くと、必ず「あんなこというんじゃなかった…」というような失言をしてしまい、後悔してしまいます。
またなぜか「つまらない話でBさんの時間を奪ってしまい申し訳ないな」という罪悪感も感じて、いつも帰った後に会話を反芻しては、頭の中で一人反省会してしまうのです。

ということがあったとしましょう。

もし、Aさんが虚無、Bさんが支配者だったら、脳のネットワーク上ではどんなことが起こっているのでしょうか?

1、脳のネットワークで暗示を入れる(=罪)

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この場合、暗示は「Aは、痛々しい発言をするダメなやつ」とか「Aは、つまらない話をして興ざめさせるダメなやつ」などの暗示です。

この暗示が脳のネットワークから入るとAさんは催眠状態になり「うっかり失言」してしまったり「つまらない話をしているのではないか」という気持ちになったりします。

そこですかさず、Bさんは暗示に対してそれを確定する言葉(ダメ出し)を与えます。

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この場合は「つまらなそうにため息をつく」とか「失言に対して苦笑いする」とか言葉じゃなくてもダメ出しとしては十分な効果がありますね。
それをされるとAさんの後悔と罪悪感はとても膨らんでしまい一人反省会になってしまうんです。

また、なんとか不快感から逃れたい一心で、Aさんに対して気遣いのメールを送ってしまったり、手土産を買ってご機嫌を取ろうとしてしまったりします。(=執着)

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そしてBさんは「そんなダメなAさんでも遊んであげる(友達でいてあげる)」と神の愛で救済し、その救済でAさんは一時的な安心を感じます。

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この場合、Aさんのさせられてしまったやりたくないことは、「失言」「後悔と罪悪感を感じること」「ひとり反省会」「ご機嫌取り」です。

 

もう一度この図の見てみましょう!

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上の具体例で解説した通りですが、

罪=脳からの支配者からの「ダメな奴」という暗示

罰=暗示を確定させるためのダメ出しなど

この2つで「不快感」を作り出し、私たちを支配者に対して執着させる、というのが支配のメカニズムなのです。

 

これらは全て支配者の「神になる」という真実(生きる目的)のために行われることであり本当は罪は存在しません。(Aさんは失言やつまらない話をする人では本当はありません。暗示による催眠状態でそのように振舞います。)

また、支配者は「いじめてやろう」などという意識はなく「神として正しい方向へ人を導いてあげる」ために淡々とこれを行なっています。それが支配者にとっては真実だからです。

 

まとめ:
支配者は罪を使って心との繋がりを遮断し、不快になると自動的に支配者へ繋ぐように条件づける!

 

(次回 2、支配者と繋がるタイミング に続く)

liberesta.hateblo.jp

 

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