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ゆるんでいく日々

心理カウンセラー原口実紅のブログ

『愛情飢餓からの過食』という偽りのストーリー。真実はいつも心が教えてくれる。

FAP みくコラム 心にきく
神奈川・湘南の心理カウンセリング、心理療法FAPでのトラウマ治療

こんにちは!大嶋信頼先生開発「心に聞く」&「FAP療法トラウマ治療」専門の心理カウンセラー原口実紅です。

今日はFAPカウンセリングの実際にあったお話です。

 

見えない壁「愛」を越えるメソッド

私が、心理療法FAPや大嶋信頼メソッドが大好きなのは、最後の見えない壁を、それで越えられたからです。

その壁は何かと言うと「愛が必要」という前提です。前提だから見えないんですが、これが自由への壁になっている。だから見えない壁と表現しました。

そして「愛が必要」という前提を必要とする人々(支配者:人を支配するタイプの人)がいるというストーリーによって、その壁が可視化されて、自由になることができたんです。

これは、FAPメソッドの他にはない特徴です。

支配されちゃう人たち 親や上司の否定的な暗示から解放される超簡単テクニック

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(詳しくはこちらの本をごらんください) 

 

それで先日、カウンセリングの時にも、やっぱりそんな話が心から出たんです。

 

親からの愛情飢餓なの?

クライアントさんは、中学生の時にものを食べ過ぎては吐くということを繰り返されていたご経験があります。
カウンセリングの中で、そのお話をしていた時に、クライアントさんの口からこんな言葉が出たんです。
「痩せたいということではなくて、どちらかというと『食べたい』ということが目的でした。吐けばたくさん食べられますから。私の場合、この症状は、両親への愛情飢餓感が原因だと思うんです。」

なるほど、よくある心理学の仮説です。
「本当は愛情が必要な状態なのに、その満たされない気持ちを食べ物で満たそうとしてしまう」というストーリーですよね。
クライアントさんも「その頃、私は、親に『本当の私を知ってほしい、理解してほしい』という気持ちが強くありました。本当の私を認めて愛してほしいという気持ちです。」と過去のご自分の気持ちを説明されました。

あやしいことは心に聞いて確認する

FAPカウンセリングではクライアントさんの口からこのような言葉が出た時にまず確認していただくことがあるんです。
それは「~~という気持ちは、私の本当の気持ちですか?」ということ。
これを「心よ!」というタグをつけ、真実を知っている<無意識の自分>に、必ず確認していただきます。

なぜなら、意識では「私はこう思っている(いた)」と感じていることでも、自分自身の感覚ではない可能性があるからです。
さっそくクライアントさんに確認していただきます。

「心よ!私は、両親からの愛情飢餓を感じたことはありますか?」

「ない!」

「心よ!では私はなぜそのように感じていたのですか?」

「感じさせられていたから」

「心よ!どういうことですか?」

「理解されることや愛されることに執着させ、支配することができる」

(支配=したくないことをさせられる、したいことをさせてもらえない)

「心よ!では私の本当の気持ちでは、親からの理解や愛情は欲しくないのですか?」

「いらなーい!」

クライアントさんご自身に、心(無意識の自分)に聞いていただき、このような答えが返ってくるので、毎回「え~!本当に!?」と内心で私も驚きます。
目の前のクライアントさんは、この答えに「確かにそうかもしれません」と納得しています。

 

心の見せてくれるストーリー

では、愛情飢餓ゆえに吐いて食べていた、というストーリーの代わりに、心はどのようなストーリーを見せてくれるんでしょうか?
それも心に聞いてみます。

「心よ!なぜ私は、食べては吐くということをしていたの?」

「変わりたいから」

「心よ!どのように変わりたいんですか?」

「循環から脱出したい」

「心よ!では自分を守るために食べて吐いていたのですか?」

「はい」

「心よ!なぜ食べて吐くことで自分を守ることができるんですか?」

「食べることで細胞が変わるから。吐くことで、何を食べるか(栄養にするか)を、自分で選ぶことができるから。」

 

ここで、クライアントさんは言いました。
「そうなんです!私、自分が食べたいものを食べたかったんです!」

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心も教えてくれました。
「自分の価値観で大事だと思うものを否定されて、欲しくないものを与えられる。けれども『それくらい好きにさせてよ〜』と思っていた。」

その「好きにさせてよ〜」という言葉は、不思議とユーモアがありました。

このクライアントさんが欲しかったのは、「愛情」ではなく「自由」だったんです。
そして、自由が得られない状態でせめてもの自由を得られる行為が「何を食べて栄養にするかは自分で決める」ということだったのです。

 

支配者の作るストーリー

ちなみに実はこの時、支配者さんからの邪魔も入っていました。支配者さんの作ったストーリーはこんなものです。

なぜ食べていたのか?

「自分はダメだと思っている、だからダメな状態を作って自分をダメだということを証明するという行動」

なぜダメな人である必要があったのか?

「立てないから!」

このストーリーは支配者からの邪魔として、心に却下されました。

心は「あなたは、自分を守ろうとしていた。」と教えてくれました。
そして「自分を守るための行動に、支配者は『罪悪感』を入れたい。だから『愛情飢餓』で『ダメな自分』の『自傷行為(=いけないこと)』というストーリーを作るんだよ!」と言ってくれました。

 

きちんと心に聞いて、その背景にある支配や偽りの感覚を探る。
これこそがFAPの真髄です。

実際の治療では「愛を求めている」「罪悪感」などの偽りの感覚を、トラウマ治療や遺伝子コードで除去していきます。
本来のご自分の感覚が感じられるように。

 

ケースはクライアントさんに許可をいただき、加工して掲載しています。

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liberesta.hateblo.jp

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