ゆるんでいく日々

心理カウンセラー原口実紅のブログ

頑張りすぎにご注意!自罰的な人の思考メカニズム&自罰行動をやめる方法

神奈川・湘南の心理カウンセリング、心理療法FAPでのトラウマ治療

こんにちは!大嶋信頼先生開発「心に聞く」&「FAP療法トラウマ治療」専門の心理カウンセラー原口実紅です。

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コラム「トラウマさんのありがちパターンかいけつファイル」をお届けしま〜す。

今回は「頑張り過ぎにご注意!自罰中毒」をテーマにお送りします。「劣等感が強くて、頑張っても頑張っても足りない気がする~!」という症状にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください

 

 

異常に頑張り過ぎちゃうのは、自罰中毒かも?

頑張り屋さん一般的にはいいイメージのある言葉ですが、実は「頑張りたいから頑張っている」わけじゃなくて「頑張らないといけないから頑張っている」状態なことも多いはず。その中でも特に、自罰的に「頑張らないといけない!」という気持ちが強いなら「自罰中毒」になっている可能性があります。

 

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自罰中毒の特徴1:常につきまとう劣等感

自罰中毒の特徴は「頑張りすぎる」こと。人生の節目節目、受験や試験、就活などで、とても頑張った経験のある人が、そのまま働く大人になってからも「頑張りグセ」を継続して辛くなってしまうという人が多いです。そもそも、なぜそんなに頑張らないといけないのでしょうか?実は根底にあるのは「劣等感」です。この劣等感のせいで、必要異常に自分を責めたり、無理をすることが特徴です。それらの全てが「劣っている自分に対しての自罰行為」なのです。

自罰中毒の特徴2:自己犠牲の精神

自罰中毒になってしまっている人は「他人に迷惑をかけてはいけない」と、本音ベースで思っています。他人に迷惑をかけないようにすることは社会生活を営む上で大切なことですが、それは守れなくて元々の約束のようなもの。ほとんどの人は「かけないようにしたいけど、やっぱり無理な部分もある。持ちつ持たれつよね。」ということを理解しています。しかし自罰中毒の人の場合は、わざわざ「いけません」なんて言われなくても、骨の髄まで「他人に迷惑をかけてはいけない」と思っているのです。その結果、「私が無理したり頑張れば、丸く収まる!!」と考えがちで、まさに「自己犠牲の精神」を発揮して生きています。

 

自罰中毒のメカニズム

劣等感の緩和が目的

自罰的に「もっと頑張らなきゃ」「私が無理すればいいんだ」と考えてしまうのは、なぜなのでしょうか?自罰的思考が中毒になるのは、実は「自罰する」ことで「劣等感の緩和」ができるからなんです。

先ほども言った通り、根底にあるのは「劣等感」です。それも「みんなと私は同じ世界に生きていてはいけない」くらいの大きな劣等感です。もちろん本人にとってもこの劣等感は不快なので、ストレスが溜まります。しかし、そのストレスは「同じ人間じゃない私」が「みんなと同じように」遊んだり楽しんだりすることで解消するのはおかしい。そこで「無理をしたり頑張りすぎる」という方法でストレスを緩和しようとします。自分の劣等感が、無理をしたり頑張ったその瞬間は和らいで、安らぎを感じることができるのです。

しかし、それも瞬間的なことなので、また圧倒的な劣等感が襲ってくれば、再び自分を窮地に追い込みます。自分を罰することで「これだけやったんだから許される。生きていてもいい」と劣等感を緩和しながら、なんとか生きている状態なのです。そして自罰行為を、体や心が限界になるまでやめることはできません。

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自罰中毒の人にとっては「無理することや頑張ること」は人並みに生きるために必要な行為なのです。そのため、意識的に「みんなと同じようにサボってみよう」とか「頑張るのをやめよう」と思っても、圧倒的な劣等感に押しつぶされる恐怖の方が勝り、なかなか難しいです。

 

自罰中毒を治し、頑張り過ぎをやめる方法

無理をやめるために無意識を使おう!

意識的にコントロールが難しい症状に対しては、人間の「無意識」を使うのが効果的です。心理学の現代催眠では、意識の自分と無意識の自分がいると考えます。

自罰中毒の場合は、「無意識の自分」が感じている劣等感と恐怖を感じないようにするために「意識の自分」が暴走している状態です。そこで、無意識の自分から逃げるのではなく(負担のない方法で)仲直りすることが効果的なんです。

 

私のオススメは、無意識療法FAPを使って改善する方法です!FAP療法の中でも、自分でいつでも簡単にできる方法をご紹介しちゃいます

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心に聞く

FAP療法の中でも「心に聞く」というテクニックは、ご自分でどんな時でも簡単に実践できるテクニック。自問自答の最初に「心よ!」というタグをつけるだけで、<無意識にいる自分>との会話ができちゃう便利なツールです!

 

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やり方は簡単。「心よ!私を助けてくれますか?」と自問してみてください。「はい」とか「もちろん」と聞こえた方は、その答えが<無意識にいる自分>からのお返事です。

もし「いやだ」とか「シーン(無言)」とか、もやもや~とした感覚が帰ってきた場合は、心との間に邪魔がある時です。「心よ!私と心の間に邪魔はありますか?」と聞いてみてください。そして、邪魔がありそうだったら「心よ!その邪魔を排除してください」とお願いして、もう一度最初の質問を、聞いてみてください。

 

心に聞いて、自罰中毒をやめる方法

心とのコミュニケーションが取れるようになったら、さっそく本題に入りましょう!そのテクニックを使って頑張り過ぎをなくす方法をご紹介します。

・方法

  1. 初めに「心よ!私を助けてくれますか?」と聞きましょう。邪魔がある時は、無意識の自分に排除してもらってください。
  2. 「心よ!私は今、何を感じていますか?」「心よ!今、私は何がしたいですか?」ということを、無意識の自分に、いちいち聞く。
  3. 1日の中で何回でも2.を聞いてみる。

 

いままでは、自分が感じていることを決めるのも、それに対しての行動を決めるのも「意識の自分」でした。しかし、「何を感じているか」を無意識の自分に聞く。そして「それに対してどう行動するのか」も、無意識の自分に聞く。それによって気づく様々なことが、いつのまにか、あなたを自罰中毒から救ってくれます!

 

「心に聞く」はシンプルかつ奥深いメソッドで、知れば知るほど面白いです。極めてみたい方には、こちらの記事もオススメです。

<無料ご提供記事>「心に聞くゼミ」 全10講
”心に聞く”の背景・理論・実践をまとめました!
(2016年に開催していたワークショップを記事にしたものです)

 

自罰中毒とトラウマの関係

自罰的に振る舞う根底にあるのは「劣等感」ですが、その「劣等感」がここまで大きくなってしまったのはなぜなのでしょうか。実はそこにはトラウマ(心的外傷)という要因が隠れている場合があります。

頑張りすぎのルーツは家庭?

自分の過去を振り返って見て「頑張りグセ」がついていたな、と感じたら家庭環境に「頑張り過ぎのルーツ」があるかもしれません。特にエリート志向の家庭や、目指すべき成功のベクトルが決まっている家庭などで成長した場合、自分自身がありのままでは許されず、逆に足し算をすればするほど評価される状態が長く続きます。すると人はその評価基準を内在化してしまい、足し算グセ(つまり、頑張りグセ)がついてしまう。逆に、足したものが全てなくなった「ありのままの状態」には、大きなマイナスの評価がつくことにもなります。

この計算の違いが「私は人とはちがう。みんなはありのままで生きていてもいいけど、私は人一倍足し算しないと人並みになれないのだ」という圧倒的な劣等感の認識になるのです。

 

そんな方には、心に聞くからさらに一歩進んで、短期間で、根本的に自罰中毒をなおす方法をお勧めします!それがFAPカウンセリングでの治療です。

 

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トラウマ治療って何をするの?

自分にとって適切な評価基準にするために、圧倒的な劣等感のもととなった出来事を無意識下で癒し、マイナス評価の呪縛を解いていきます。また、遺伝的な要因で本当に能力が発揮できず、それが劣等感になっている場合もありますので、機能的な問題にもアプローチする手法も使います。

これらを総合し、頑張ることで解消しようとしていた劣等感そのものを軽減させていき、最後はみんなと同じように自分も頑張らなくても生きていていい存在なんだと受け入れられるようになります。蟻地獄のような生きづらさから、ぽかぽか日向の芝生へと生きるステージが変わるのです。

 

カウンセリング詳細はホームページをご覧ください。

kokoloyo.strikingly.com

 

さらに詳しくトラウマのメカニズム・治療方法・回復プロセスについて書きました。

(2017.10.27追記)

liberesta.hateblo.jp

 

今日は、トラウマさんシリーズ、「自罰中毒」についてお届けしました。

トラウマさんにありがちパターンのかいけつファイル、次回もお楽しみに~☆

 

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シリーズの他の記事はこちら

 

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