ゆるんでいく日々

心理カウンセラー原口実紅のブログ

原因不明のストレス!症状!生きづらさ!なんでこんなにシンドイの?そこには、トラウマが隠れているのかも。〜FAP療法のトラウマ治療で見えてきた新しい自分〜

神奈川・湘南の心理カウンセリング、心理療法FAPでのトラウマ治療

こんにちは!

心理カウンセラーの原口実紅(はらぐち・みく)です。 

 

トラウマの誤解

わたしがトラウマ治療受けてるときに、色んな人に「今トラウマ治療中!笑」と言っていたんですけど

その時に
1・具体的に何がトラウマになってるの?(どんな出来事があったの?)
という質問と
2・(なんか(虐待とか事件とか)悲惨なことがあったんだ…)
という反応をいただくことがあり、

そもそも
1・トラウマは記憶にないことが多い
2・生死に関わらない出来事でもトラウマになる
ということがあまり認知されていないように感じたので、あらためて私のわかる範囲でトラウマについてお伝えします。

 

トラウマは症状でしか見えない

んで結論から言うと、トラウマって心の傷のことですが、目で見えてわかるのは、症状です。(トラウマによる症状にはPTSDという病名があります)

なんかショックだったこと、恐怖をかんじたこと、というのがあって、それが「トラウマになる」というのはどういうことかというと、その時の恐怖が処理されずいつまでたっても脳の中に残っていて、ずっと「緊張しろ!」とか「怒れ!」とかの命令を出し続けるということが起きます。

で、この緊張しろ!や怒れ!の結果として、さまざまな症状が出ます。

そのまま緊張や、怒り狂う、って場合もありますし、うつっぽくなったり不眠になったり下痢になったり肩こり腰痛になったり、症状は多様です。

(詳しくはこちらをご覧ください)

liberesta.hateblo.jp

 

トラウマは自覚が持てない

トラウマ(心的外傷)はそのまま心の傷、という意味ですが、ニュースになったり家族も覚えているくらいのショックな出来事でない限り多くは「自覚がない」心の傷です。

自覚がないというのは、記憶がない(あやふや)だからです。

強い恐怖を感じた時、記憶の全部、あるいは一部が、ショックにより通常通りに定着しません。なので覚えがない、もしくは違って記憶されている心の傷が、トラウマです。

 

たとえば、ある人に殴られたら、そこが腫れて痛くなります。しかし、酔っ払っていて殴られた記憶がなかったら、気が付いた時になぜ自分の右頬が腫れているのかが、わかりません。ころんだ?なぐられた?などの推測はつくけれど、証拠はなく、ただ痛みだけはあります。体で例えるとこんな感じです。

 

原因不明の症状

体なら、時間が経てば痛みが落ち着いたり治癒したりしますが、心の傷の場合はどうなるでしょう。

たとえば強い恐怖を感じる状況があったとします。その時のショックにより、恐怖は記憶に収納されずに固着します。そうすると、正確な記憶はなくなります。(記憶できない)

そして後々、何かをきっかけに、脳や身体が恐怖を思い出し、パニックになったり、抑うつになったり、慢性的な不全感、絶望感、無気力、生きづらさや、腰痛、生理痛などの苦痛を抱える場合もあります。(フラッシュバック、感情調節の変化、身体化、回避や麻痺、解離などの、PTSDの症状です)

しかし、原因は、本人にも正確にはわかりません。

 

簡単にいうと、これがトラウマです。本人としては、後々にそれらの症状が出たとしても、原因はわからないけれど症状のみが、表に出ている。そんな状態です。

 

自分も他人も責めがちに

だからトラウマを持っている人は、自分にトラウマがあるとなかなか確信できませんし、本当に、記憶は確かめようがないんです。(録画でもしてればいいんですけど)でも確かにあるのは、症状だけなんです。

 

そのため、自分は精神的に弱いんじゃないかとか、性格に問題があるんじゃないかとか、自分を責めたりする人もいます。また、因果関係を説明できないため、生きづらさなどの症状について周囲の理解が得られず、孤独感を感じ、他人を責めてしまう人もいます。

 

何がショックだったか自分でもわからない

世間一般でトラウマといえばショックの大きさが注目されがちです。そのため、虐待、大きな事故、災害などの経験が子供時代にないからトラウマが原因ではない、と自己判断する場合も多いです。

しかし先程も言った通り、記憶がないだけの場合もありますし、周囲からすれば些細な出来事でもトラウマになるんです。

例えば幼少期に

・両親の不仲

・嫁姑の不仲

・病気がちだった

・嫌がらせをされた

・いたずらされた

・いじめをうけた

・周りに味方になる大人がいなかった

などが挙げられます。(これらは全て複雑性のトラウマを形成する恐れがあります)

 

そのため、表面的なきっかけや原因にこだわるよりも、現在の症状に耳を傾けて、処理していくことが現実的な臨床です。

またトラウマ治療というと、「なんでもかんでもトラウマのせいにするなんて!」と時には思われることもあるかもしれませんが、トラウマで苦しんできた人は「なんでもかんでも自分のせい!」で苦しんできたのです。

でも本当は「自分は悪くなかった」のです。そのような態度で治療するからこそ効果が出るのがトラウマ治療なのです。

 

トラウマ治療と回復のプロセスについて

liberesta.hateblo.jp

 

 

 

 

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