ゆるんでいく日々

心理カウンセラー原口実紅のブログ

その一手 〜Google AlphaGoとの対局に見た生命〜

神奈川・湘南の心理カウンセリング、心理療法FAPでのトラウマ治療

すごいもん見せてもらった。

人工知能についての、あるドキュメンタリーで。

(なおヒカルの碁は全巻読みましたが私は碁に関して完全な素人です。)

 

google(正確に言うとgoogleが4億円で買収したスタートアップ企業が)

開発した人工知能囲碁棋士/AlphaGoが、世界トップの囲碁棋士を負かした。

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人類がAIに負けるのは、囲碁においてはまだ先だろうと言われていた。

 

という話。 (時事ネタに完全に乗り遅れておりますがご了承ください)

 

神様になるんだよこの碁盤の上で(byヒカルの碁

チェスや将棋では、人間が人工知能に勝てなくなって久しいが、

囲碁っちゅーのは他の陣取りゲームとは一線を画す存在で、

碁盤の目からはじき出される可能性は天文学的である。

 

1回の対局で考えられるゲーム展開は10の360乗だという。

10の360乗ってよくわかんない。

 

そんなのプログラム的に無理、と思われていたんだけど

ディープ・ラーニングっていうAIの進化で可能になっちゃった。

 

専門的なことはよくわからないけど、

たくさんの棋譜を与えて学習させるのに加え、

人間の脳から分析した「直感」プログラムを搭載したんだって。

 

そして学習が終わったAlphaGO同士をたくさん対決させて

どんどんディープにラーニングさせて「直感」を磨いていった。

 

その対局数は、

人間が1日10局打ったとしても、

8200年ほどかかる局数だそうだ。

 

8200年先の未来から来た棋士AlphaGo

そして、人類最強の囲碁棋士、韓国のイ・セドル九段との対局。

 

結果は全5戦中、1勝4敗。

 

人間が負けたー!!!

 

ということがすごい話題になったが、

個人的には一勝の方が、激アツでした。

 

無敵の人工知能にバグ発生?

最初の3戦は人工知能が勝っていた。

5戦なので人工知能の勝利は確定。

 

世界中が圧倒的な強さを目の当たりにして

人工知能の能力ここまできたれり!と騒然。

 

でも、第4局。

変わらずその強さは揺るぎないないものに見えた。

しかし途中のある一手で、

形勢が逆転しそうになった瞬間、

AIが、バグった。

 

そして、AlphaGoは負けた。投了だった。

 

アルファ碁はこの手を予想できてなかったと思います。
凄い手でした!!
天才セドル九段の瞬間を見ました。

最初はそんな手あるのと思ってみていたら
手が成立していて
その後アルファ碁はうろたえだします。

あれだけ完璧な碁を打っていたアルファ碁だったのに
セドル九段の割り込みの手の後は
おかしな手を連発します。

感動!!李世ドル九段大逆転勝ち!!李世ドル(イ・セドル)九段とAlphaGo(アルファ碁)第4局 速報

 

わりこみって!!!一瞬、何が起こったのか理解不能。セドルさん???

コレが「妙手」というか「鬼手」というか「魔手」というか・・・全世界が注目する中、この手を見つけた棋士は何人いただろうか?たぶんセドル九段以外いないだろう。

この手が決め手になり、アルファ碁はバグった。ピー・・・なmばlpいなrlkjhhがfpがおlrがおぴrが:あぽgじゃn。ちゅどーん

Google開発のAlphaGo(アルファ碁)にイ・セドル九段が四戦目にして勝利!

  

開発側によれば、AlphaGoは開発途中だから、

この暴走は、ミステイクということらしい。

 

Google DeepMindの最高経営責任者(CEO)、Denis Hassabis氏は対局終盤に、「Lee Sedol氏は素晴らしい戦いを見せている。#AlphaGoは善戦していたと思われたが、87手目で混乱した。困ったものだ・・・」「79手目がミスだったが#AlphaGoは87手目ぐらいで初めてそのことに気づいた」とツイートした。

グーグルのAI「AlphaGo」、ついに敗北--トップ棋士との第4局で - CNET Japan

 

しかし私にはミステイクには見えなかったな〜。

 

(ここからは私の妄想が始まります)

 

むしろ「正常に」暴走したように見えた。

その暴走は、人工知能の宿命に見えたよ。

 

もしかしたら、これってすごいもん見せてもらったのかも!

映像を見終わってからもなかなか頭から離れず、

その一手について考えてしまう。

 

 

その一手

実際、その時何が起こったのかは、開発側もわからないそうだ。

っていうか、まあ、わかりようがないよね…何が起こったのかなんて。

 

うーん、まだ開発途中だから?

バグは治せるのかなぁ?

本当に?

開発が終わったら負けなくなるのか?

それは100%なのか?

(100%というものは架空の概念だけど?)

 

別に

人間に勝ってほしい

みたいな気持ちは私にはない。

機械の方が圧倒的に得意なことがあって、

そこに敢えて挑む美学みたいなのは感じない。

(ナンセンスだと思うし。私は計算機を使いたい。)

 

でもなんかな~。

気になる。

 

この暴走は何だったのか?

ほんとに、人間は今後この1勝くらいしか勝てないのか?

その一手は、奇跡の一手なのか?

 

いやー、むしろ逆じゃない?

 

明らかに棋士の境地が変化してた。

人工知能との対局によって。

 

その変化は、人工知能にはない変化だ。

そして、そのことが人工知能の計算を狂わせた。

人工知能にはないものだから、

計算できないのだ。

 

という気がしてしまう!

 

人工知能に鍛えられて

どんどん境地が変化していって

人類は高みに登っていくのではないか。

 

プロもこう言っている!(知らない人だけど!)

 

人間のその一手にあった 「全ての条件とそして運」ってなんだろう。

  

8400年先だろうが1光年先だろうが、

その一手で発生するバグは、たぶん関係ない。

 

いかに天文学的な対局パターンで

さらに人間にしかないと思われていた直感を磨き上げた

人工知能であっても。

 

それとは無関係なのだ!!

 

生命には、生命だというただそれだけで 

本当に「そんなの、関係ない」領域がある。

 

人は皆、どこかで「その一手」を打ってみたくて、生きている。

 

 

考えない時それは起こる(らしい)

天才棋士の羽生さんは対局の時「考えていない」そうだ。

(「いや〜考えませんね!」と本人が言っていて、びっくりした。)

 

人は、どうしようもなく追い詰められた時、

頭が真っ白になって、珍妙なことをし始める。

しかも、それには本人すら計り知れない意図があり

脱出不能に見えた窮地を、ありえない手で脱出してしまう。

 

(ある経営者が借金地獄で頭が真っ白になった時、

急にアメリカに行きたくなってその翌日の便の、

ビジネスクラスの1席だけが空いているのを見つけ、

手持ちの現金50万円の中、48万円のビジネスクラスのチケットで

アメリカに飛び立ってしまった!!

そして行った先で現在の事業のヒントを見つけ、帰国後、

起死回生し成功してしまった。

という実話がある。)

 

その一手を放った時、

セドル九段は、

何を見ていたのだろう?

 

まあ、何も考えてなかったに違いない。

 

いや考えてないどころか、

直感やひらめきすらも、

使っていなかっただろう。

 

何もない

ダイレクトにそれと繋がって

ただ、

ただ、

そこに石を打った。

 

8200年未来の棋士と対局する

その楽しさに夢中になっていただけで。

 

ここがどこかも、いまがいつかも忘れて、

自分がそこにいることも何もかも忘れて、

それそのものの、

それの境地で。

 

その一手が、人工知能を混乱させた。

AIは、次々と自殺行為の手を打って、そして負けた。

 

 

実際のとこわからんけど

今度は逆に、その何かを意識してしまった5戦目は

負けてしまったのではないか!?

(なんか意気込んでたし)

 

こう書くと、なんだか悟りと似てる。

悟ったことないけど!

 

実は第4局の「その一手」についてセドル氏はこんなコメントを出している

白78のワリコミは私は実際簡単な手だと考えた(笑)。
だが思ったより難しくて今回また負けるのではないかと思った。
その手を打った理由はそこしか打つところがなかったためだ。
その手以外はない手であった。そのように称賛を受けてかえって戸惑う。

【棋譜】イセドルがアルファ碁に初勝利!第4局目で人類初勝利! - 日々ネット|IgoDiary

あ〜〜〜〜天才って〜すげぇな〜〜〜笑

その手を打った理由は「そこしか打つところがなかった」!?

ということは本当に「そこしか打つところがない景色」が見えたんだろう。

 

それは、私のような凡人にとっては、間違いなく「神の一手」。

 

その一手は、

囲碁を極めた彼だから体験できる景色。

 

印象的だったのは全試合が終了したときの彼の様子。

 

彼は無邪気に

「楽しかった!」

「私は、囲碁を極めたい!」

と笑顔で言った。

 

相手が8200年先の人工知能だったから見れた境地なのかもしれない。

 

生命が繋がる先

人類代表として絶対負けないという自信を持って迎え討ち、

そして途方もなく未来からやってきたそいつのヤバさに気づき、

徹底的に負けた後、見えた、その一手に

私は生命の性質を見たぞー!

 

それは人工知能にはない!

人工知能には、必要がないから。

 

「ひらめき」や「直感」すらも

超えたところにある。

それ。

 

天文学的選択肢の先にあるもの。

何もかもと、無関係なもの。

 

宇宙の向こう側にあるもの。

 

生命は、たぶん、そこと繋がってる!

 

そんなことを思わせてくれた素晴らしい対局でした!

あ〜〜〜面白かった!

 

 

おしまい

 

 

▼その一手、に近づけるワークショップやってます。

なぜ『心にきく』だけで人はこんなにも自由になってしまうのか?

 

ワークショップ日程

申し込みはこちらから!

  • 6/4(sat)13:30- @二宮 満席
  • 6/12(sun)13:30- @小田原    残席2
  • 6/18(sat)13:30- @二宮    残席4
  • 6/26(sun)13:30- @二宮     残席4
  • 7/23(sat)14:30- @小田原       残席6
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